感覚の敏感期とは(3~6歳)

3歳ごろになると、それまで無意識的にインプットしてきた情報を「はっきり整理したい!」という強烈な欲求が芽生えます。色・形・音・匂い・質感など「五感」をフルに活用して整理していくのが「感覚の敏感期」です。

感覚の敏感期には三つの段階があります。

  • 第一段階…「いっしょ」同一性
  • 第二段階…「おおきい、ちいさい」比較
  • 第三段階…「あかはこっち、しろはこっち」分類

第一段階:同一性「いっしょ」

3歳ごろの子どもは「いっしょ」が大好き。「おんなじだね~」「いっしょいっしょ」と喜ぶ姿が見られたら「感覚の敏感期」のサイン。特に「見た目」は中心となる感覚で、色や模様、形など一緒のものをみつけるたびに「いっしょ」と表現します。この第一段階をしっかり終了できることが第二段階へのスムーズな導入になるので、毎日の「いっしょ」にも「いっしょだね」と答えていくと良いでしょう。ただ「一緒だね」というのもひとつですが、「同じシマシマ模様だね」とか、それがどんな由来なのか、環境、季節などを添えると教養が広がります。

第二段階:比較「大きいね、小さいね」

第一段階を終えると、比べるようになります。大人と手の大きさを比べて「大きいね!」と毎日やりたがるのもこの時期。忙しい親としては、何回比べるんだと思うところですが、この比較の経験を満足いくまでできると、微妙な差に気づくことができる下地になります。大きくなってから「何と何が違う」ということを理解し、適切な言葉で表せるようになるとされています。敏感期だからこそこだわる点でもあるので、大きさだけでなく、高さや重さ、音、質感など全てにおいて興味関心を示したら、この時期を逃さずにとことん付き合ってあげたいところです。

第三段階:分類「あかはこっち、しろはこっち」

「おなじ」がわかって「くらべられる」ようになると、感覚の最後の第三段階「はっきり分類をしたい」という欲求に駆られます。例えば色の異なるブロックを同色ごとにわけて「できたよ、みてみて」といったように満足気にしているのであれば、分類の時期というわけです。

また、この時期は「数の敏感期」でもあるので、赤が1、2、3…と分類しつつ数も数えます。そして赤と白が終わったら、違う色を数えだして…というように、延々と分類、数えを繰り返します。同じことを繰り返してばかりなのは敏感期のサイン。満足いくまで分類を楽しませてあげましょう。

情報整理というとなんだか難しいようですが、敏感期にはこれを集中して喜んで取り組んでいるわけです。大人になっても情報整理の力は必要ですね。その基礎となる部分なので、敏感期を味方につけて楽しく、どんどん吸収できる環境を整えたいですね。

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