教具とおもちゃの違いについて

教具とおもちゃの違いを理解することで、自宅でもモンテッソーリ教育を取り入れやすくなります。

教具はモンテッソーリ教育において重要な役割をもっています。初めて見る方には「おもちゃ」に見えると思いますが「教具」とは明確な違いがあるのです。

おもちゃと教具の違い

  • 「おもちゃ」は自由気ままに扱えて、様々な使用目的を持っています
  • 「教具」は子どもの成長ごとに分けられ、目的を1つに絞っています

日常生活のなかで、気がつくと子どもが夢中になって何かに取り組んでいる、というのはまさにモンテッソーリ教育における「おしごと」の最中です。そして子どもの発達・成長に必要な活動であるこの「おしごと」を楽しく繰り返し成長が実感できるように追求したものが「教具」です。

教具を理解することで安価に取り入れられる

モンテッソーリ教育を取り入れようと考えたときにモンテッソーリ教具を購入する必要があるか、という議論がありますがモンテッソーリ教具は高額なものがほとんどです。確かに、本物だけがもつ魅力がありますが、子どもの成長をどう援助するか目的を吟味すれば手作りのものや100円ショップで購入したものでも立派な「教具」になります。

教具とおもちゃの違いを理解し、子どもの成長をどう援助するのが目的で、どう操作するのかを親が理解することで自宅でもモンテッソーリ教育を取り入れやすくなりますね。